- 2026年7月30日
血便が出たら放置しないで!痔だけとは限りません
「トイレで血が付いていた…」
「便に血が混じっているけど、痔だから大丈夫かな?」
血便が出ると驚いてしまいますよね。
実際、血便の原因として最も多いのは痔ですが、中には大腸がんや炎症性腸疾患など早めの治療が必要な病気が隠れていることもあります。
今回は血便の原因や受診の目安について解説します。
血便にはどんな種類がある?
血便といっても色や出方によって原因が異なります。
鮮やかな赤い血
・トイレットペーパーに付く
・便の表面に付着する
・排便後にポタポタ出る
このような場合は
- いぼ痔(内痔核)
- 切れ痔(裂肛)
など肛門の病気が多くみられます。
暗赤色の血便
便に血液が混ざっている場合は
- 大腸ポリープ
- 大腸憩室出血
- 大腸炎
- 大腸がん
などの可能性があります。
黒い便(タール便)
胃や十二指腸など上部消化管からの出血では、血液が消化されて黒い便になることがあります。
この場合は胃潰瘍や胃がんなどの可能性もあり、早めの受診が必要です。
痔と大腸がんの違いは?
「血便=痔」と思われる方は少なくありません。
もちろん痔であることは多いですが、
痔がある人でも大腸がんになることはあります。
特に以下のような症状がある場合は注意が必要です。
- 血便が何日も続く
- 血と便が混ざっている
- 細い便が続く
- 便秘と下痢を繰り返す
- お腹が痛い
- 体重が減ってきた
- 貧血を指摘された
- 40歳以上で初めて血便が出た
このような場合は一度しっかり検査を受けることをおすすめします。
血便が出たら何科を受診すればいい?
血便が出た場合は
- 消化器内科
- 肛門外科
- 外科
などを受診しましょう。
診察では
- 肛門診察
- 必要に応じて胃カメラ
- 大腸カメラ
- 血液検査
などを行い、出血の原因を調べます。
当院でできること
当院では
- 肛門診察
- 痔の診断・治療
- 胃カメラ検査
- 消化器疾患の診察
- 必要に応じて専門病院への紹介
を行っています。
「これくらいなら大丈夫かな」と自己判断せず、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 一度だけ血便が出ました。様子を見てもいいですか?
一度だけでも、原因がはっきりしない血便は医療機関で相談することをおすすめします。
Q. 痛みがない血便でも痔ですか?
痛みのない内痔核もありますが、大腸ポリープや大腸がんでも痛みなく血便が出ることがあります。
Q. 若い人でも大腸がんになりますか?
頻度は高くありませんが、若い方でも大腸がんになることがあります。年齢だけで安心せず、血便が続く場合は受診しましょう。
まとめ
血便の原因は痔だけではありません。
特に
- 血便が続く
- 血が便に混ざる
- お腹の症状を伴う
- 40歳以上で初めて血便が出た
このような場合は、早めの受診をおすすめします。
血便の原因を正しく調べることで、重大な病気の早期発見につながることがあります。不安な症状があれば、お気軽に当院までご相談ください。
血便の診察は、消化器がん診療の経験を持つ医師へ
院長はこれまで、大学病院・総合病院で胃がん・大腸がんを中心とした消化器外科診療に長年従事し、多くの手術や診療に携わってきました。
血便の原因が痔などの良性疾患であれば適切な治療をご提案し、万が一、大腸がんなど専門的な治療が必要な病気が見つかった場合には、連携する専門医療機関へ速やかにご紹介いたします。
また、消化器がん診療の経験を活かし、治療方針や手術方法、今後の経過などについて、患者さんやご家族の立場に立ってわかりやすくご説明いたします。
「主治医の先生には忙しそうで聞きにくい」「説明を受けたけれど、もう一度詳しく確認したい」といったご相談にも対応しています。
さらに、紹介先医療機関で行われたCTやMRIなどの画像検査、血液検査の結果についても、内容を一緒に確認し、患者さんが十分に納得したうえで治療を受けられるようサポートいたします。
地域のかかりつけ医として、診断から専門医療機関との連携、治療後のフォローアップまで、一貫して患者さんを支えてまいります。